Cちゃんは、強気なのか臆病なのか、
散歩で犬に会うと、すべからく吠えちゃうタイプ。
ファルコンに対しても、近づいて挨拶まではできるけど、最終的に吠えて威嚇する。
飼い主さん曰く、これでも、ここまで近づけるのファルくんだけなんですよ、とのこと。
ファルとしては、Cちゃんは大事な仲間なのらしい。
家の前を怪しい人がうろうろすると、お互い顔は見えないけど、一緒になって吠える仲。
だから、散歩で会うと、ファルは喜んでCちゃんに近づく。
Cちゃんも、ファルにだけは、近づけるんだけど、やっぱり大きくて怖かったみたい。
やがて、お互い年齢も上がってきて、Cちゃんも気難しくなってきて、ファルが近づくと攻撃するようになってしまった。
それからは、挨拶させることはなくなったのだけど、不思議なことに、その頃になると、ファルは遊びたがるでもなく怒るでもなくCちゃんをスルーするようになった。
この反応、見せる相手はもう一頭だけいる。
近所で檻に入れて飼われているドーベルマンくん。
ほとんど散歩で会うことはなく、いつも檻越しの対面。
この犬、ふだんは前の道を犬が通るたびに大声で吠えるのだ。
このドーベルマンが子犬の頃、まだ檻ではなく鎖で繋がれていて、ファルは時々近寄って遊んでいた。
そんなファルを覚えているのか、ファルが通ってもドーベルマンは吠えない。
ファルもたぶん覚えている。
だから、大型犬なのに、吠えない。
でも大きいから、遊ぶのは怖いらしい。
ドーベルマンの檻の前を通る時、ファイルはいつも
彼が見えていないかのようにスルーし、
足早に通り過ぎるのだ(^_^;)。
好き。だけど、ちょっと怖い。
ファルの「スルー」は、そんな気持ち。らしい。

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